ベンツ 小型SUV「GLA」シリーズ販売 なんと2.0ℓ直噴ターボ360馬力あり
メルセデス・ベンツジャパンは29日、小型のスポーツ用多目的車(SUV)「GLA」シリーズの販売を開始したと発表した。
排気量1600cc、2000ccの直噴ターボエンジンを搭載した同社初の小型SUVで、欧州では3月から販売している。世界的に燃費の良い小型車人気が高まっていることが開発の背景だが、日本でも受け入れられるとして販売を決めた。
ガソリン1リットル当たりの燃費性能は2000ccの「GLA250 4MTIC」で14・0キロ。排気量を下げて燃費効率を高め、動力性能をターボチャージャー(過給機)で補っている。
同社では、セダン、スポーツカーの印象が強いメルセデスだが、SUVも5種類となる。プレミアムブランドとして最も多いとしている。
ハイパフォーマンスモデルの「GLA 45 AMG 4MATIC」は、最高出力360PS/265kW、最大トルク450Nmを発生する世界一パワフルなAMG 2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載している。
ベンツGLAの最低価格と最高価格 税込
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GLA 180
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1.6L直4 直噴ターボ
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右
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\3,440,000
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GLA 45 AMG 4MATIC
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2.0L直4 直噴ターボ
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右
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\7,302,000
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SUV市場は、視界の広さやデザインで人気を集めたが、車体が大きく立体駐車場に入らないので諦めていた人も多かった。こうした不満を解消する形で、日産自動車が2010年6月に「JUKE(ジューク)」を販売してから日本でも小型SUVに注目が集まり、富士重が「XV」、ホンダが「ヴェゼル」などで追随している。
トヨタやマツダなども投入を予定しており、今後、小型SUVは日本で激戦市場となることが予想される。