侮れない中国の自動車業界 早期に世界の市場争奪戦へ参入か

中国の吉利汽車は12月・1月とウクライナでの乗用車販売シェアがトップとなったと報じられている。
今や、中国勢は、海外自動車メーカーと合弁事業により、多くの技術を拝借、既に侮れない存在になりつつある。
特に赤い経済援助と絡ませ新興国へ工場進出も早まるものと見られる。
数年もすれば、これまで低価格を武器にしてきた韓国勢の前に立ちはだかることになり、ロシアなどの市場では既に競合関係にある。

胡錦濤時代、中国に輸出や工場進出する海外の電子・電気・機械製品などの企業に対して、その製品の設計図面や仕様図面を事前に中国政府に提供するというおふれを海外企業に出した。国際的に大問題となり、それは実現しなかったが、中国は、海外の中国進出企業に対して、基本は合弁事業にするべしとして、国内企業が最先端技術を取得できるようにした。
その結果、中国製自動車も急速に品質を向上させてきている。
外装デザインは、中国も含め世界中変わり映えしないものになってきている。

因みに2013年通年の中国の自動車販売は2,198.41万台(前年比13.9%増)、生産台数は 2,211.68万台(同14.8%増)となり、販売・生産ともに過去最高を更新し、5年連続で世界第1位となった。

2011年中国自動車メーカーの生産台数
メーカー
生産台数
1
東風汽車
1,095,065
2
吉利汽車
902,824
3
北京汽車
689,635
4
長安汽車
681,719
5
奇瑞汽車
637,423
6
第一汽車
621,271
7
長城汽車
486,562
8
安徽江淮汽車
478,638
9
華晨汽車
455,764
10
上海汽車
449,868
11
比亜迪汽車
449,748
12
中国長安汽車
265,495
13
重慶力帆汽車
205,846
14
江鈴汽車
178,238
15
福建省汽車
161,452
16
国瑞汽車
156,917
17
中国重型汽車
151,718
18
湖南江南汽車
137,937
19
西汽車
107,239
20
慶鈴汽車
94,006
 
 
8,407,365
2011年の生産台数(出典:OICA)
このほか多くのメーカーが海外メーカーとの合弁事業で大量の生産台数を生産している。

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