トヨタインド/ロックアウト解除後もスト続く 難しいインドでの経営

0328_07トヨタのインド南部バンガロール郊外にある子会社TKMの2つの工場が、労使交渉のもつれから、労働者が暴徒化するのを恐れ、また労働者たちが会社側マネジャーを脅迫しているとして、今月16日、工場をロックアウトした。20日にはロックアウトを解除したものの、インド人労働者は今週も、職場復帰を拒否している。
労組は、賃金・休暇・住宅補助の改善を求めて、労組員4200人が依然としてストを実施中だと述べた。労組はまた、トヨタが先週停職処分にした従業員を復帰させるよう求めている。
トヨタは16日、労働者をロックアウトした。また労働者30人について、生産を最も妨害しているとの理由で停職処分にした。
トヨタは、職場復帰にに際し、従業員も良い行動に努めるとの誓約書に署名しなければならないと述べている。
TKMの大半の労組員は、この文書に署名していない。このため、会社側は労組員なしに操業しなければならなくなっている。労組員は従業員全体の約65%を占めている。

世界的な自動車大手各社が、新興国市場に進出しているが、現地労働者の要求が一段と強まっている。韓国も一緒?
TKM: トヨタのインド製造・販売子会社トヨタ・キルロスカ・モーターの略
以上、WSJ参照
新興国「韓国」の現代自動車の蔚山本社工場のように、労働者の要求を飲み続けた結果、従業員の子供の高校卒業までの学費も勝ち取っている。年報酬もサムスンより2割高く、それでもストを打つ。
頭に乗せたら、とどまるところを知らず、エスカレートするばかりだ。

あわせて読みたい