パナソニック/テスラ共同のリチウム電池工場建設へ 浮気を止めさせる

パナソニックは、EV車メーカーのテスラ・モーターズと共同して、2017年の稼働を目指し、米国にリチウムイオン電池工場を建設することで最終調整に入ったと報じられている。
総投資額は1000億円を超えるとみられる。
パナソニックは、自動車向け事業を成長戦略の柱の一つに位置付けており、テスラとの共同生産で電池の販売を伸ばし、事業拡大につなげる。
国内の複数の部材メーカーにも参加を呼びかけており、基幹部品であるセルの生産から組み立てまでを一貫して手掛ける計画。
生産する電池は、テスラが自社のEVに搭載するほか、トヨタなど他社への供給も検討する。

テスラは2003年設立のEVベンチャーで、パナソニックのほかトヨタも出資している。パナソニックは、テスラのEVセダン「モデルS」向けなどにリチウムイオン電池を供給。
モデルSの販売が好調なうえ、テスラが2014年末までにスポーツタイプ多目的車(SUV)の量産を予定していることから、2014年からの4年間でEV約25万台分の電池を供給することも決めている。
パナソニックは、成長戦略の柱に据える自動車、住宅向け事業でそれぞれ18年度に売上高を2兆円に引き上げる計画をしている。
自動車向けでは、衝突を回避するためのセンサーやカメラの販売増に加え、テスラとの協業関係を強めることなどで計画達成を目指す。
EVは、ガソリン車に対して車両価格に割高感があり、普及が進んでいない。価格を下げるには、原価に占める割合が大きい電池の価格を下げることが不可欠になっている。新工場の建設による電池の量産で、EVの普及に弾みをつける。
以上。
テスラは、車両販売台数増により、海外販売を積極化させるため、リチウム電池につき、パナ社以外からの購入も計画していたが、これまで供給しているパナ社が、契約が違うとカンカンに怒り、テスラは他社からの購入トーンを弱めていた。
外部充電いらずのマグネシウム電池の開発はどうなったのだろうか。

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