２０１３年累計　アメリカ　主要メーカー別　自動車販売台数ランキング　米国

２０１３年のアメリカ市場は、経済回復から前年比７．６%増の１５６０万台となり、リーマン・ショック直後の２００９年の１０４０万台から５０%増加した。
車種別には、前年後半より引き続き大型車のピックアップトラックが好調に推移、それに伴いアメリカメーカーが優位に展開、特にフォード・クライスラーが販売台数を伸ばした。また、高級乗用車のベンツやBMWおよびVWの高級車部門となったアウディのドイツ勢も販売を増加させた。
日本勢では、富士重工が２０１２年高い品質を認証機関より認められ、２６．２％増と米販売市場で唯一２割以上の販売台数増を果たしている。EVに溺れた日産も巻き返しを図り、２桁増に迫る販売増加となり、低迷するルノー本体にありながらゴーン社長の地位を揺ぎないものとした。
一方、韓国勢の現代と起亜の現代グループは、前年比４,６４４台ながら微減となり、主要メーカーの平均増加率７．５％のなか、マイナスとなった。市場シェアも前年の８．７％から８．１％と０．６ポイント落とした。これは、燃費偽証問題が発覚、購入者の大量裁判となり、評判を落とした結果となっている(韓国での雨漏り事件は韓国内だけに影響した模様)。