スズキ/軽ワゴンとSUVを融合車「ハスラー」発売

スズキは24日、軽ワゴンタイプの乗用車とSUV(スポーツ用多目的車)を融合させた、新しいジャンルの新型軽乗用車「ハスラー」を、2014年1月8日より発売すると発表した。
新型「ハスラー」は、広い室内空間と軽自動車に求められる日常での使いやすさに加え、アウトドアやスポーツなどのレジャーを好まれる方や、わだちや雪道など起伏のある路面を走行する機会が多い方に向けた「アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー」をコンセプトに開発した、全く新しいジャンルの軽乗用車。
軽ワゴンと同等の広い室内空間とワンランク上のラフロード走破性を両立したパッケージングに加え、個性的なSUVテイストのデザインと豊富な車体色、普段の街乗りからアウトドアまで使い勝手に優れた機能・装備を特長としている。

<<具体的なハスラーの特徴>>
<軽ワゴンの広い室内空間>
・ワゴンRと共通のプラットフォームを採用。
・Aピラーを立ててルーフの長さと幅をとることで、ゆとりある頭上空間を確保。
・体感的にも視覚的にも広々とした室内空間を実現。
<ワンランク上のラフロード走破性>
・165/60R15の大径タイヤを装着。大径タイヤながら4.6mの最小回転半径を実現。
・大径タイヤの採用とサスペンションストロークの変更により、180mmの余裕ある最低地上高を確保。(2WD車。4WD車は175mm)
・アプローチアングル(28°)とデパーチャーアングル(46°)をしっかり確保し、起伏のある路面でのバンパー接地を低減。
・フロントスタビライザーを全車に採用。ショックアブソーバーの減衰力をチューニングし、安定感のあるハンドリングと、クロスオーバー車らしい重厚な乗り心地を確保。

<エクステリア>
・立てたAピラーとロングルーフがゆとりある室内空間を感じさせる、新鮮で個性的なエクステリアデザイン。
・メッキガーニッシュで周囲を装飾した存在感のあるデザインのヘッドランプ。
・ディスチャージヘッドランプ装着車には、LEDポジションランプを採用。(G・Gターボのセットオプション装着車、X、Xターボ)
・黒色のバンパーにシルバー塗装のバンパーガーニッシュを採用。フェンダーアーチモール、サイドスプラッシュガードも黒色として力強さを表現。
・SUVテイストの切削タイプ15インチアルミホイール。(X、Xターボ)
・車体色にあわせて、ホワイトとガンメタの2色を設定した15インチスチールホイール。(A、G、Gターボ。Aはガンメタの設定のみ)
・HUSTLERの頭文字「H」をかたどったデザインの専用エンブレム。

<インテリア>
・カラーパネルをパイプでつないだ、楽しさを演出するインパネデザイン。ドアトリムにもインパネ同色のカラーパネルを採用。
・カラーパネルは車体色に対応したパッションオレンジとピュアホワイトを設定。新開発の材料着色素材を採用し、塗装によるVOC(※7)を低減しながら高い質感を表現。(パッションオレンジのカラーパネルは、車体色パッションオレンジ ホワイト2トーンルーフにのみ設定)
・シートは黒のシート表皮に、車体色に対応した4色(オレンジ、ブルー、ピンク、ホワイト)のシートパイピングを採用。(Aを除く)
・ヘッドランプのデザインと共通したイメージのエアコンルーバーリング、メーターリング、スピーカーリングを採用。

<車体色>
・ホワイト2トーンルーフ3色、ブラック2トーンルーフ3色、モノトーン5色の11パターンの車体色設定。(Aはモノトーンのみ設定)
・ホワイト2トーンルーフ車は、新色の「パッションオレンジ」、「サマーブルーメタリック」、「キャンディピンクメタリック」を設定。
・ブラック2トーンルーフ車は、「フェニックスレッドパール」、「パールホワイト」、「スチールシルバーメタリック」を設定。

スズキの鈴木修会長は記者会見で、「来年はおそらくかなり減少すると思うので、頑張らないといけない。心の中は燃えちぎっているので、市場で販売する軽自動車の構成比を、今のおよそ40%からさらに高めて、恨みを晴らしたい」と述べている。

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