ホンダ／超小型モビリティー「ＭＣ－β」発表

ホンダは１９日、国交省主導で検討されている超小型モビリティーの車両区分および欧州L７カテゴリーを視野に入れた近距離移動用の超小型EV「MC－β（エム　シー　ベータ）」を発表した。

また、熊本県、さいたま市、宮古島市の各自治体と共同で今月より開始した社会実験に、「MC－β」を順次導入する。
この社会実験では、各地域の街づくりや、移動に関する課題に対して、社会システムとして求められる超小型モビリティーの使い方やニーズの探索を行っていく。

■超小型EV「MC－β」の主な特長
・人の空間を第一に考えるHondaのクルマづくりの思想を追求し、超小型でありながらも、オフセットシートレイアウトを採用することで、大人２人が快適に座れる空間とユーティリティースペースを確保した。

・軽自動車よりも全長が約９０cm短い超小型ボディにより、最小回転半径がわずか３．３mという取り回しの良さと、Hondaの電動車両らしいキビキビとした走りでさまざまな道路環境での快適な走行を提供する。

・二輪車技術を応用したパイプフレームボディにより、軽量で高剛性のボディを実現した。

・外板に樹脂を採用することで大胆な造形が可能となり、フレンドリーで人々に愛されるデザインを具現化した。

・短時間での充電を可能にするため、AC１００V／AC２００Vの充電システムを採用。一般に設置された電気自動車用充電スタンドを使用することができる。

同モデルは、「SMART　MOBILITY　CITY　２０１３」の会場にて展示を予定している。

※ 欧州の二輪カテゴリーのひとつで、EVの場合はバッテリーを除き、重量４００kg以下、出力１５kW以下

＜主要諸元＞
サイズ（全長×全幅×全高）：２，４９５×１，２８０×１，５４５（mm）
最高速度　　　　　　　　　：７０km／h以上
モーター出力　　　　　　　：定格６kW／最大１１kW
バッテリー　　　　　　　　：リチウムイオンバッテリー
最大航続走行距離　　　　　：８０km以上
充電時間　　　　　　　　　　　：３時間以下（２００V）
７時間以下（１００V）
問い合わせは　０１２０－１１２０１０（いいふれあいを）へ。
なお、販売価格については、実証研究段階で、まだ市販の予定はなく、未定とのことであった。