中国 9月の自動車販売19.7%増の193万台

中国自動車工業協会は11日、9月の新車販売台数(乗用車と商用車の合計)が前年同月比19・7%増の193万5800台だったと発表した。
このうち日系メーカーの乗用車の販売台数は27万8千台と、伸びは73・7%に達した。日本車の回復に伴い、中国全体の販売台数が大幅な伸びを示した。
昨年9月は沖縄県・尖閣諸島をめぐる反日暴動の影響で日本車販売が大きく落ち込み、中国全体の新車販売台数も前年割れに陥っていた。

反日デモから1年がたち、景気が低迷する中国にあり、日本企業の撤退防止や日本からの投資期待に、反日デモを徹底的に当局が押さえ込んでいる。そうしたことから、日本車への抵抗感が薄れ、また、日系メーカーが中国向け新車の投入などで販売をてこ入れしたことが回復の要因とみられる。

<日系メーカーの9月の中国での販売台数状況>日系合計73・7%増の27万8千台
1、トヨタは前年同月比63.5%増の7万2100台、1~9月では前年同期間比▲0.5%減の63万6700台とまだ水面下。

2、日産は同比83.4%増の11万7100台、1~9月では前年同期間比0.2%増の88万5700台と前年を上回ってきた。

3、ホンダは同比118.0%増の7万3990台、1~9月では前年同期間比5.8%増の49万7261台と前年を上回ってきた。

4、マツダは同比34.4%増、1~9月では前年同期間比▲15.8%減。(マツダは中国で販売したければ、切り札の酒井法子を中国CMに使うべし)

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