ホンダ/「CRIDER」投入 広汽ホンダ生産の中国販売専用車

ホンダは26日、世界最大の自動車市場である中国向けに専用に開発した乗用車を発表し、日中関係の悪化で一時大きく落ち込んだ販売を押し上げるきっかけにしたいとしている。
中国での合弁会社「広汽ホンダ」が生産する排気量1800ccの乗用車「CRIDER」。
この乗用車は、今年1年間の新車販売台数が2000万台を超えるとみられる世界最大の自動車市場の中国向けに専用に開発されたもので、ほかの国で販売する予定はない。
このため、車のデザインは中国人の好みに合わせて日本人からみるとやや武骨ともいえるイメージにしたほか、中国でスマートフォンのナビゲーション機能の利用者が増えていることから運転席の近くのモニターとスマートフォンをつなげて、ナビゲーションを利用できるようにしていて、比較的若い年代をターゲットにしている。
ホンダでは、この中型車のカテゴリーは、中国市場の中でも最大かつ最も伸長著しく、トップのメーカーは年間20万台から30万台販売しているので、そのレベルに早く近づきたいとしている。

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