トヨタ プリウスとレクサスHSリコール 計11万7千台

トヨタは5日、ハイブリッド車の「プリウス」などでブレーキの部品に設計ミスが見つかり、ブレーキの利きが悪くなるおそれがあるとして、国交省にリコールを届け出た。
1、不具合の部位(部品名)
制動装置(アキュームレータ)

2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
電子制御ブレーキシステムにおいて、アキュームレータ(蓄圧器)の強度検討が不足していたため、走行時の上下振動により、蓄圧容器の一部に大きな力が加わることがある。そのため、使用過程で当該容器に疲労亀裂が入り、容器内のブレーキフルードに窒素ガスが徐々に浸入してブレーキペダルの踏み代が増加し、制動力が低下するおそれがある。

3、改善措置の内容
全車両、アキュームレータを確認し、該当するものは対策品のアキュームレータが組み込まれたブレーキブースタポンプと交換する。

4、対象車両(2型式、2車種)
ブリウス113,546台、レクサスHS250h3,448台の合計116,994台
製作期間:平成21 年 3 月23 日~平成21 年10 月16 日

5、その他
不具合件数49件、事故なし

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