日本で売れない燃料喰いのビッグ3 東京モーターショー再度のボイコット

本年11月に開催する第43回東京モーターショー(隔年開催)に米自動車大手3社が参加しないことが9日判明した。
東京モーターショーの参加しないのは、GM、フォード、クライスラーで不参加は09年以来3回連続とびっくりすることもない。
米国勢は、低燃費車や小型車が少なく、日本市場に合わせた車種展開に乏しい。米自動車業界は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の事前交渉で、「日本での米国車販売不振は市場が閉鎖的なため」と批判しているが、自動車業界関係者は「販売増につなげる商品力、アピールが足りない」と反論。モーターショーに出るべきだとの声が多い。
一方、欧州勢は、09年は前年のリーマン・ショックを受け、参加を辞退したが、11年から復帰している。
欧州勢は、排気量を小さくし、燃費効率を上げるなど日本市場に合わせた新車を投入。12年度の輸入車モデル別の新車販売台数では、VW「ゴルフ」(1万9,464台)を筆頭に、上位20車種すべてを欧州勢が占め、日本市場を重視している。

アメリカらしいといえばそれまでだが、造るものを買えの次代はとっくに終わっており、そうした間隙に日本メーカーが米国で販売台数を伸ばし認知されている。品質・燃費・デザイン。大型のピックアップトラックばかり造っていればいいというものではなく、アメリカ自身で世間を狭くしているビッグ3である。
テスラは来るのであろうか?

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