マツダ デミオとCX-3をリコール 計13万8千台 燃料漏れの恐れとエンジン停止

マツダは26日、デミオとCX-3につき、次のとおりリコールすると国交省に届け出た。

Ⅰ、<燃料フィルター>
1、不具合の部位(部品名): 燃料フィルター
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
燃料フィルターにおいて、ドレンプラグ取付部の平面が確保できていないため、製造時に過大なトルクでドレンプラグを締め付けた場合に、ガスケットが変形もしくは圧縮割れが発生するものがある。そのため、そのまま使用を続けたり、定期点検時にドレンプラグを緩め、再締め付け作業を行うと、燃料が漏れるおそれがある。
3、改善措置の内容: 全車両、対策品の準備に時間を要することから、対策品の供給が出来るまでの暫定措置として、燃料フィルターを点検し、燃料が漏れている場合または、燃料フィルターの定期点検時期に該当する場合は、燃料フィルターを新品に交換する。なお、準備が整い次第、再度入庫の通知を行なうとともに、燃料フィルターのドレンプラグとガスケットを対策品に交換する。
4、不具合件数 32 件/ 事故の有無 無し
5、対象車両:デミオ、CX-3の2車種・4型式
6、対象車両台数:74,350台
7、対象車の製作期間:平成26年8月5日~平成27年10月16日

Ⅱ、<原動機(補機ベルト)>
1、不具合の部位(部品名): 原動機(補機ベルト)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
エンジン補機ベルトにおいて、ベルト製造時の芯線の張力が不均等なため、ベルトの強度が低下しているものがある。そのため、エンジンの駆動力によりベルトが破断し、オルタネータやウォーターポンプが停止して警告灯が点灯し、最悪の場合、エンジンが停止して再始動できなくなるおそれがある。
3、改善措置の内容:  全車両、エンジン補機ベルトを良品に交換する。
4、不具合件数 106 件 /事故の有無 無し
5、対象車両:デミオ、CX-3の2車種・4型式
6、対象車両台数:63,768台
7、対象車の製作期間:平成26年8月5日~平成27年7月28日

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