米運輸省/トヨタのリコール遅延に対して15億円の制裁金命令
米運輸省は18日、トヨタに対して、リコールが規定より大幅に遅れたとして1735万ドル(約15億円)の制裁金支払命令を発した。2010年モデルの「レクサスRX350」のフロアーマットがアクセルペダルに引っかかる不具合で、意図しない急加速が起きる可能性があるとの報告が遅れたとされる件である。
トヨタ側は1ヶ月後、63件について把握しており、不具合に対応するため、レクサス「RX350」「RX450h」の154,036台をリコールするとの届出があったという。
連邦法によると、自動車メーカーは安全上の不具合が存在すると断定したことを5営業日以内に米道路交通安全局(NHTSA)に知らせ、リコール行うことを義務付けている。
トヨタは争う時間の無駄として制裁金の支払命令を受け入れることを決定した。
アメリカは、以前世界の警察を自認するほど、アメリカのルールは絶対であると確信、他社に強制する。こうしたお国柄であり、トヨタは戦っても弁護士代がもったいないと判断したのであろう。