VW 新型Polo 最新装備で発進

消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動で海外の自動車メーカーの販売が大きく落ち込むなか、フォルクスワーゲンは、最新の安全装置を標準装備した低価格帯の小型車を発表した。
VW各店舗で8月30日と31日に新型Poloデビューフエアが開催される。
フォルクスワーゲンが25日発表したのは、排気量が1200CCで、このメーカーとしては低価格帯となる小型車の「ポロ」で、今回、5年ぶりにモデルチェンジ。
この新型車は、前を走る車との距離をセンサーで感知し、衝突する前に自動でブレーキがかかる最新の安全装置を搭載しているほか、オプションとして、車間距離を保って前の車と同じ速度で自動で走行するシステムを採用している。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)は、従来のクルーズコントロールにミリ波レーダーセンサーを組み合わせたシステム。高感度なレーダースキャンにより先行車との距離を測定し、設定したスピードを上限として自動で加減速を行い、最適な車間距離を維持する。低速域においても作動が可能で、先行車が完全に停止するまで車間距離を制御する。このシステムにより、ドライバーの負担が軽減され、快適で安全な長距離走行を実現する。

フォルクスワーゲンの国内での新車登録台数は、7月は前年同月比▲16.5%落ち込むなど、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動減が続いている。
VW-Jは、当初想定していたよりも消費増税の反動減が大きく、まだまだ客足は戻っていない。新車の投入により、販売を回復させたいと話しているという。
VWは昨年1年間全シリーズで合計39,720台販売している(前年比4.9%増)。
価格は、標準タイプで223万円余りとなっている。

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