米PHV車の破綻会社を中国万向集団が1.5億ドルで買収

米国で経営破綻したプラグインハイブリッドカー製造のフィスカー・オートモーティブは14日、同社の資産の競争入札で、中国自動車部品最大手の万向集団が落札したと明らかにした。
フィスカー社によると、万向集団の提示額は、約1億4,920万ドル相当。現金は1億2,620万ドルで、800万ドルの債務も肩代わりする。
競売の結果は18日に米デラウェア州ウィルミントンの連邦破産裁判所に提出され、判事の承認を仰ぐことになる。

以上、
こうして、中国の自動車会社は、膨大な資金を投じて開発した最先端技術を安価な資金で取得して、開発することになる。
中国の自動車会社が、太陽光発電装置やスマホのように世界市場に台頭してくる日も早い。
中国企業の場合、巨大な自国市場で利益を積み上げ、世界に打って出られることが最大の強みであり、加速度的に市場支配することになる。(まだ、PHV技術をマルウェアで取得していなかったのか、取得していても特許が絡むことから買収したのか)

万向集団は、2012年にも米国で破綻した「A123システムズ」(電気自動車用のリチウムイオン電池開発製造会社)を2億5,600万ドルで買収している。

フィスカー・オートモーティブ車の車両は、A123システムズ社のリチウム電池を搭載し販売されたが、リチウム電池が原因で車両火災事故を起こし、結果、両社とも信用を失墜して潰れていた。

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