トヨタ/燃料電池車 来年日米で販売へ 2015年

トヨタは6日、米国で2015年に燃料電池車を発売する計画を発表した。
米国トヨタ自動車販売のボブ・カーター副社長によると、最初にカリフォルニア州で販売を開始、並行して、同州内の主要地域に水素燃料ステーションを設置する取り組みにも参画するという。

米ラスベガスで開催中の「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」で今回発表された自動車の車名はまだ決まっていないものの、電気駆動で温室効果ガスを一切排出しない、4ドアセダンの自動車になる予定。
1回3~5分で済む燃料補給で約480キロの走行が可能だという。
トヨタは2013年東京モーターショーで、すでにこの自動車の試作品を公開していたが、今回は米国市場での販売戦略について詳細まで踏み込んだ発表となった。
さらにカーター副社長は、現在カリフォルニア州に10ヶ所が設置されている水素燃料ステーションを2015年までに30ヶ所へと増設する計画を、カリフォルニア州当局との協力で進めていることも明かした。
同州内に100ヶ所前後を設置することが目標。また日本での燃料電池車の販売も同時期に開始する計画だとしている。
以上、参照AFP
水素燃料電池車は、空気中から水素を取り出し、随時燃料にすれば、燃料費もステーションも必要ないが、究極はそうなるのだろう。
ただ、EV車は航続距離と充電時間が問題とされていたが、静岡理工科大の高橋久教授が開発した「LIC」は、短時間での急速充電が可能となっており、大手企業も参加して実用化に向け大きく動いている。
すでに多くのメーカーが量産型EV車を開発しており、EV車の優位性は変わらないだろう。
福岡県庁に納められている水素燃料電池車は1億円以上するシロ物もリースで使用している。トヨタが売り出す水素燃料電池車はいくらぐらいまで価格を落としてくるのだろうか。
トヨタは九州工場で昨年10月から、燃料電池バスの実証実験を行っている。
水素電池研究開発で先行していた九州大学からは、目新しい大きな成果も聞けず、時代のニーズスピードに付いて行けないようだ。

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