Top Safety Pick+ winners日本車１６車　燃費と安全を両立させ最優秀賞／IIHS

米国IIHS（道路安全保険協会）は１９日、２０１４トップセーフティピック＋賞を発表した。2013年にIIHSが衝突テストを実施したモデルの中で、最も優秀な結果を残した車に与えられるもので、今回は全２２車種が選出された。
選ばれる条件は、通常の前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hの各衝突テスト、追突時のむち打ち確認テスト、横転を想定したルーフ強度テストに加えて、「新スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の前面オフセット衝突テストで、優秀な結果を残すこと。
これは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつけるもの。実際の衝突事故に、より近づけるための追加テスト。IIHSは総合評価でGOOD（優）となった車を、「トップセーフティピック＋」に指定し、従来の「トップセーフティピック」以上に、高い衝突安全性能を認定している。
IIHSは、保険会社の事故調査記録などから、より現実的な衝突実験を行い、車種の仕様毎に細かく調査し年１回発表している。
日本の多くのジャーナリストは、昨年の結果を見て、日本車は現実的な安全面で大幅に遅れているとボロくそこき下ろした記事を書き立てていたが、見事本年は、米国IIHS のThe 2014 Top Safety Pick+ winnersに２２車中１６車が入り、日本車が安全面でも優秀であるということを立証した。
(調査対象期間の関係で昨年後期の車両も対象となっている)