三菱 2014型EV車「i-MiEV」を米国で2割の大幅値下げへ

普及しそうで普及しないEV車、やはり充電スタンドのインフラ問題が横たわっているが、今では家庭用電源で充電できるようになってきた。しかし、走行距離の問題もあり、なかなか普及してくれないのが現実だ。
 三菱は、2014年型「i-MiEV」を米国で値下げして販売すると発表した。販売価格は2万3,845万ドル(約243万円/102.0円換算)と2012年型より6,130ドルも値下げとなる。
 環境補助金等の連邦税額控除を換算すると1万6,345ドル(約167万円)になり、カルフォルニア居住者には、さらに最大2,500ドルの補助が受けられる。
カルフォルニア州の住民は最大1万3,845ドル(約141万円)で購入することが可能となる。
 アメリカでの「i-MiEV」の販売は、1~11月は前年からは倍増したものの1,018台しか売れておらず、11月単月では前年比▲71.0%減の12台の販売実績にとどまっている。
また、アメリカでのHV車やPHV車の1~11月の全社販売台数も、564,287台しか売れていない。

アメリカ人は環境問題にはまったくの無頓着、経済が回復途上にあり、大気汚染問題から中国政府も課税強化するなどして嫌がっている大排気量のピックアップトラックの販売が全盛となっている。
以上、ロイターがオートデータの資料に基づき4日報道している。

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