ダイハツ 大規模リコール ムーヴ・エッセ・ハイゼットなど89万台

ダイハツ工業は11日、エンジン制御用のセンサに不具合があるとし、軽自動車「ムーヴ」など約89万台について、国交省へリコール(回収・無償修理)を届け出た。同社として過去最大規模のリコール。
1、不具合部位:エンジンのクランク角センサ

2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
エンジンのクランク角センサにおいて、内部コイルの耐久性が不足しているため、低速ギア使用による全開加速走行など、エンジン回転数が高い運転を繰返すと、クランク角センサに過大な振動が加わり当該コイルが断線する場合がある。そのため、走行中にエンジンが停止する、あるいは、エンジンが始動できなくなるおそれがある。

3、改善措置:
(1) 全車両、クランク角センサを対策品と交換する。但し、部品の準備に時間を要することから、部品が供給出来るまでの暫定措置として、エンジン制御プログラムをエンジン最高回転数を下げる仕様に書き換え、後日クランク角センサを対策品と交換し、エンジン制御プログラムを元の仕様に書き換える。
(2) 全車両、クランク角センサを対策品と交換する。

4、不具合件数:161件、事故の有無:なし

5、リコール対象
製作期間:平成17年11月から平成22年6月まで
車種:
「ハイゼット」220,678台
「ムーヴ」の192,092台、
「エッセ」153,027台、
「ミラ」122,888台、
「タント」141,923台、
そのほか「タントエグゼ」「ムーヴコンテ」「ミラココア」「アトレーワゴン」「スバル・ディアス」など30型式11車種 総合計891,525台。

あわせて読みたい